異常じゃなくて、異質
存在自体が人間と枠組みされず、魔がつく『純粋』な物体がいた
常識がない
『私のため』で常識を壊し、『私のため』の異常(じょうしき)を作り上げる
じゃあ、何故彼らは私のためになんて奔走しているのかと言えば
「愛している」
「出会ったあの時から」
「愛している」
「ずっと、ずっと」
「愛している」
「心の底から」
惑わすような呟きは、ああ確かに私の中をかき乱す愛の紡ぎだった
愛されしすぎるのが好きだった自分
だから、今まで何人の奴らと付き合ってきた
どれもが、はずれ
人間、誰しもが自分一番なんだから私(たにん)を一番にしてくれる奴なんていなかった


