「うそ……。なによ、何よ、これ……っ」
逃げ出したくなる恐怖がぶり返した
けど、拘束された腕が逃げることを未遂にする
異常の巣窟に涙しそうになった
身の危険だけじゃない、心までもズタズタにされたようで
見たくないものを見てしまう
キョロキョロと眼球が忙しなく動き
――恐らくは
「あ、ああ!」
一番見てはいけないものを見てしまった
悲鳴が先に出た
写真なんか比じゃないと言わせるような代物
一般にテレビというもの
けど、どこかおかしなカタチをしていた
小さな画面
それがブロックを重ねるように三つほど固まっていた


