「っ、あんたら……」
恐怖に慣れ、次に出てきたのは怒りだった
寝て起きたせいか、冷静に物事を考えられる
二人して、私を騙していた
もとを正せば、二股した私が悪いけど
それを逆手にとって何食わぬ顔で恋人を演じていた男に憎しみをぶつける
寝たのだって、この二人のせいだろう
二股して、知った奴らは私を陥れようとしたんだ
男ならば、プライドを傷つけられたと平気で女に倍の苦痛を犯す
こいつらが典型だ
寝たところに何をされたのか
想像したくもない自分の状況を見ようとして
「――――」
身動きが出来ない両腕を見た


