ぶちまける言葉は耳障りな声で彼らに浴びせられた
どうして、と聞くわりには私は知っていた
彼らが何故普通なのか、一言で済ませられる
“知っていた”
私が双子相手に二股していたことを
そこから生まれる異常に私は叫んでいた
有り得ない場面
二股していたことを知りながら――それを容認して付き合っていた奴らの異常さを喚(わめ)く
肺の空気がなくなるぐらいに喋り、息切れをしている最中
「愛しているからだよ」
「他でもないお前と互いを」
答えを聞いた
芝居のように二人で一つの文章を詠み
「愛しているから一緒にいたいし」
「愛しているから一緒にいるんだよ」


