何なんだ、一体
今日は最悪な日だ
さっきから私の思い通りに進まない
歯がゆさを感じるだけでなく、ムカつく
「私の言うこと聞けないの?」
「聞いている」
「屁理屈まで言うんだ。――へえ、私と別れたいんだね」
気軽な気持ちで出た言葉
聞いた彼は――私の腕を握った
手ではなく、腕
さながら逃がさないの意志を込めたそれは
「さ、おう……」
怖かった
蛇に睨まれたカエルみたいな気分
いや、捕まった獲物だ
もう最初から私自身が彼に取り込まれていたような錯覚
「俺とお前はずっと一緒だ」
断言された永遠
それにこくこくと頷くことしかなかった
防衛本能からなる行動がそうしろと、彼の機嫌を損ねてはいけないと訴えていたから


