でもここで嫌悪を表面上に出すほど私は幼くない
より良い付き合いをしていくには相手を喜ばせることをすべきなんて一般に広まるほど分かり易く、やりやすい
「私も左桜だけをずっと見てたいわ」
言って、今度はモンブラン付きのフォークを差し出した
同じように彼が食べる
慣れたか、躊躇いなしに彼はパクついた
飲み込み、まあ喜ばせるのはこの辺でいいだろうと
「映画の後ね、買い物に付き合ってほしいんだ」
にっこりの顔でおねだりをしてみた
女性に財布の紐を開けさせない、という言葉がある
なかなかに的を射た台詞だろう、これは


