だからつい思った
右桜じゃないかと
ついさっき別れた彼
帰り道だとしても車が向かった先は駅方面だった
その彼がいるのかと考えてしまう
普通、そんなことを考えるなんておかしいことだ
けど、しょうがない
同じ顔と格好をした男が立っているのだから
面倒なことに、私が付き合っている彼らは双子だった
鏡にでも写したかのような見事な瓜二つ
毎回会う度に間違えそうなるから厄介でしかないけど
兄弟を手込めにするのでさえ優越感を浸れるのに、双子とくれば余計に付き合っていたくなるのが本音だった
自分の素晴らしさが身に染みてくる
困難厄介ごとがあるのが恋愛だし、対策はきちんとしてある


