冗談を冗談で返される そう思うのが普通だ だって、いくら彼女からのプレゼントだとしても寝るときまで身に付けるなんて有り得ない 有り得ないことだ なのに、何故 「そう、なんだ……」 異常(それ)が本当だと知ってしまったのか 真実味があった 冗談と思えない要素を含んでいた それに、今更ながらに気付く 「時計……」 「ん、どうした?」 笑顔のままの彼が向き直る それを見たらつい口を閉じてしまった