車を飛ばして、アイツが最後に言った場所へと俺は向かった。


「くそ! ワケわかんねぇ! 何やってんだよ、アイツは!」


 苛立ちながら、俺は車のギアをトップにもっていく。

 体にスピード感を感じても、気持ちは焦るばかりだ。

 俺は、全身にGを感じながら………昔を思い出した。