天然店員は俺様王子



「……何? コーラ?」


やっと起きた隼人は寝ぼけ目を擦りながら、俺を見上げた。


「俺のパーーカァァァーー!!!」

「隼人まで何言ってるの? 俺のだよ?」


隼人は勢い良く立ち上がり、微笑む俺の両肩を掴んで上から下まで眺め出す。


「ちょ、ちぃ!? 俺のだよな!? コレ俺が探してたパーカーだよな!? 俺のだって何!? 俺のだバカーーッ!!!」

「パーカーなんてどうでもいいからこの惨事どうにかしてよ!!!」

「どうでもいいわけねぇだろ! このパーカーもう手に入らない限っ定っ品! 返せよちぃ!!」

「アタシがコイツと話してんの!!」


ギャーギャーと隼人と瑠雨が言い争いを始める。


ラクダと邪悪神の喧嘩ですか。どっちに軍配が上がるかなんてどうでもいいけどうるせぇ。


「喧嘩すんなよ」

「「誰のせいだボケがぁああ!!!」」


あぁん? 何ハモってんの? てか何俺のせいにしてんの?