天然店員は俺様王子



「アンタでしょーー!!!」


勢い良く部屋に戻ってきた瑠雨は、顔から首周りまでビショ濡れになっていた。


なぜってコーラを思いっきり500回くらい振っといたから。


「俺、何のことか分かんないっ」


ニコッと笑顔を作ればものすごい勢いで俺の目の前まで詰め寄ってくる。


「可愛こぶれば許されると思ってんのか!!!」

「瑠雨ちゃん何の香水使ってるの? え、コーラ? 斬新だね~っ」

「10回死ね!!! つぅかもう逝け!!!」


怒りに満ちて俺の胸ぐらを掴む邪悪神もとい0カロリー。


フッ……最高過ぎる。ナイス俺。


「最っっ悪!!! ホント信じらんない!」

「ドンマイ」

「黙っとけクソが!!!」


ちょ、それ俺のセリフ。


「……何騒いでんだよー……」

「隼人!!! コイツどうにかしてよ! 振ったコーラあたしに開けさせたんだよ!? 子供か!!!」


そんな子供騙し引っ掛かるとは思ってなかったんですけどね。