天然店員は俺様王子



「寝るわ」

考えんの疲れた。


「早くね!? まだ3時だぞ!! これからだって時に……、ちぃ!」


歯を磨く為に部屋を出て洗面所に向かえば、追いかけてくるのはもちろんヘタレもといラクダ。


「おいちぃ~。あり得なくね? 今から麻雀するべきじゃん!!」

「じゃんとかキメェ」

「だいたい寝るってどこで? お前ひとりでロフト使う気? ハイダメーッ許しませーん!」


ひとりでバカみたいに喋る隼人を見ることなく、俺は歯ブラシを口に含んだ。


「そもそも俺と瑠雨はどこで寝るんだよっ」

「……」

「まさか放置!? 放置プレイ!?」

「……」

「聞いてんのかよちぃーー!!!!」

「うっふぇんだよ!!!」


バシィ!っと隼人に裏拳をお見舞いして、再び歯磨きに戻る。


テメェの寝床はここだボケ。


足下にラクダが寝てますけど気にしねぇよ、俺は。


なんせ心広いんで。