天然店員は俺様王子



「部屋で大人しく待っててやるよ」


振り向くことなくそう呟き、部屋に入ってドアを閉めた。


……アイツ、またもや意外に女らしい部分あったな。


料理も出来るみたいだし、調理中見られんの恥ずかしいとか、可愛いとこあんじゃん。


笑えるほど似合わねぇけど。




「「…………」」

「ちょっと、何なの」


1時間ほどで部屋に戻ってきた瑠雨は、談笑していた俺らの前にドンッと大皿を置いた。


「超ウマそうじゃんっ!」

「味の保障まで出来ないからね」


白飯まで温めてきた瑠雨から碗を受け取る隼人はご機嫌そのもの。


「お前さぁ……意外すぎんだよ」

「はぁ!? 何がっ」


いやだって、酢豚だぜ? お前が酢豚って、似合わないとかの前に……。