「んでお前はいつまで悩んでんだよ!」
未だにスウェットに悩んでいる隼人のケツを蹴る。
「蹴ることなくね!?」
「適当に着とけばいいんだよ!」
灰色のスウェットを取り出して隼人に押し付け、俺はもう1着スウェットを取り出した。
「瑠雨」
いつの間に注いだのかミルクティーを飲んでいた瑠雨に、白いスウェットを差し出す。
「……は?」
は? じゃねぇよ。
理解力0だな。絶対テストで赤点取るタイプだな。
「着替えてこいって言ってんだよ。あっち行けあっち」
戸惑いながら両手を差し出した瑠雨にスウェットを持たせ、洗面所の方を指差す。
瑠雨は手渡されたスウェットを見て、俺を見上げて、部屋のドアを見て、やっと立ち上がり着替えに行った。
……なんだアイツ。謎。



