「お前今何時か分かってんの? もう1時だぞ、1時」

「だから何」

「そこら中ナンパ男だらけだぞ? お前真っ先に狙われんぞ? 危ねぇな? 怖いよなぁ?」


だから俺ん家来いや。俺はお前を落とすっつー面白い計画が……。


「キモイ。早く帰れば」


プッツーンと堪忍袋の緒が切れる。


「ちちち、ちぃ……?」


隼人が身震いして俺を見てる。構わず瑠雨に笑顔を向けた俺の怒りは後々隼人にぶつけられることになるからな。


「そっか、なら仕方ないよね? 瑠雨ちゃんは強いから、怖いものなしなんだねーっ」

「……何キャラ」

「飢えた男の人には…………せいぜい気をつけろよ? クソガキ」

「あ! おいちぃ!!!」


隼人の制止も聞かず車に乗り込んだ俺は、慌てて追いかけてきた隼人にギラリと狙いを定める。


「むっかつくあのガキ! キモイ!? 俺に向かってキモイて! 早く帰れ!? っがーー!!!」

「ぎゃーーー!!!」


助手席に座った隼人にイライラを存分にぶつけて、何とか落ち着きを取り戻した。