天然店員は俺様王子



「照れてんだよなぁ~ちぃ? ホントはありがとうって言いたいんじゃねぇの?」

「あら。もっと惜しげもなく感謝してくれてもいいのよ?」

「あたし瑠雨とちぃ君が付き合って嬉しいよーっ!!」

「せやなぁ……ま、色々あったけど、めでたいってことでっ」

「ふたりとも喧嘩しないで仲良くして下さいよ?」



次々と投げ掛けられる言葉に為す術がなく曖昧に笑みを零すと、昴が俺をジーッと見つめていた。


「なんだよ昴。お前も何か言いたいことでもあんのか」


グラスを持って紅茶を口に含むと、昴はふにゃっと笑う。



「チークン、ルーのことスキ?」

「ゴブァッ!!!」

「ダイジョブ!?」


危うく吹き出しそうに、いや軽く吹き出したけど…………いきなり何言い出すんだよ!!!


「ちょっと昴っ! いきなり何!!」


頬を染めて慌てる瑠雨に首を傾げる昴は、尚も続けようとする。


「スキじゃナイの?」

「昴ぅぅぅぅう!!!!!!」

「黙れボケ!!」と俺にも怒られた昴は、シュンと落ち込む。