天然店員は俺様王子



「もう奈々! あたしの時といい自分の時といい、何で奈々はそうやってかき回すのが好きなのさぁっ!!」

「なぁに? 普通に付き合ったって楽しくないじゃない」

「それは奈々だけでしょぉおお!?」

「やぁねぇ透。当たり前のこと言わないでくれる?」


ウフフと笑う奈々に、もう何も言うまい……と諦めた俺たち。



「いーじゃんちぃ!! 奈々は最初からちぃと瑠雨をくっつける為にやってたんだしーっ!!!」


バシバシと俺の背中を叩いた隼人の頭を押さえつけて、熱々のパスタに突っ込んでやろうとする俺。


「まあまあ、結果付き合えたんだし、ね?」


ジタバタする隼人を押さえつけたままキョウを見る。


キョウ……。


ね?じゃねぇよ! やっぱりお前は奈々と同じ人種だったんだな? 分かってたけど、ムカつく!!!



「はぁ……もういい」


隼人を離して、フォークを持つ。


俺がハメられてたとか、有り得ないんですけど。


俺が溜め息をついたのを見て、透は瑠雨に詰め寄った。