天然店員は俺様王子



「だから、キョウが宣戦布告受けたでしょう? あれ、嘘よ?」

「はぁああ!? どういうことだよキョウ!!!」


やっと理解してキョウを見ると、平然とパスタを食ってやがる。


「や、奈々が何か企んでるなーって思ってたら、ちぃ君が宣戦布告してきて、あぁこれかーと思って……便乗してみました」


してみました、ニコッ!じゃねぇよボケがぁぁあ!!!


そのパスタ顔面に投げてやろうか? むしろ俺のパスタ投げてやろうか? そのムカつく笑顔、溶かしてやんよっ!



「ちっ、ちぃ君! 怒らないで! ごめんねごめんねっ!!! あたしたち全然気付かなくてっ」


ごめんじゃなくね!? 俺どんだけ悩んだと思ってんだよ! 嫉妬しまくりましたけど!? 


「ふふっ。西郡のせいで少し予定とは違くなったけど、まあそれも醍醐味よねぇ」


誰かこのうっとりする腹黒い美少女をしばいて下さい。


「何でそんなことしたわけ!?」

「あら。瑠雨が勘違いするからじゃない。レオを好きになると思ったのにキョウに寄り道するから、最初にレオに気付いてもらおうと思って。大変だったわよねぇ?」

「俺が学食で蕎麦あげたりね」


キョウがニコニコ笑いながら言うと、瑠雨は「えっ!」と呻いた。