「いらっしゃいませーっ!」
スタッフの声に入り口を見ると、談笑しながら入ってきた高校生6人組が見えた。
「あっ! ほらちぃ君! 彼女来たよ~っ」
すっかり客に認知された瑠雨は、俺に気付いて少しだけ微笑んだ。
……まぁ、ワサビ入れたことなんて忘れてやってもいいけど?なんて思いながら瑠雨たちに歩み寄る。
「いらっしゃいませ。個室の方ご案内しますね」
「やったー!! 今日も個室使っていいの!?」
「予約入ってないからね」
ピョンピョン跳ねて喜ぶ透に言って、6人を個室に案内する。
本来-mia-の個室はカップル専用だったりするんだけど、客のほとんどが女性客の為、予約がない限りほぼ透たち専用になりつつある。
それに個室だと、俺は周りの客を気にしなくていいから楽なんだよな。
「注文言って」
個室に入って注文を取ると、すぐさまキッチンに向かった。



