天然店員は俺様王子



「「いらっしゃいませー!」」


よく晴れた日の夕方、今日も-mia-は御礼満員。


先日雑誌に取り上げられたこともあり、俺の人気は下がるどころか上がりっぱなし。



「ちぃ君今日も彼女来るのーっ?」


空席のテーブルを片付けていると、近くの客に声を掛けられた。


「んー? 来るんじゃないかなぁ」

「いっつも彼女と何してるの~?」


無邪気に聞いてくる女子大生に、ニコニコと微笑んで答える。


「えっとねぇ、昨日はあっち向いてホイしたよっ」

「きゃははっ!! 何それ可愛い~っ」


ドアホが! 何も可愛くねぇよ! 負けた方が飯を作るって話だったのに……。


「他は何したのーっ?」

「ロシアンルーレットかなぁ」


あのボケ、負けた腹いせに俺のタコ焼きに大量のワサビ入れやがった。


付き合って一週間。毎日そんな感じの俺と瑠雨。