天然店員は俺様王子



「っ……も、いきなり何すんのっ……」

「何って、キスしただけだろ」

「てか、はぁ……近いっ……!」


寝転ぶ俺はソファーに両肘を付けて、頬杖を付いている。


無論、真下には瑠雨。その距離わずか10センチ程度。


至近距離でジーッと見下ろしてると、徐々に赤くなってく瑠雨。


「……っ重いってば! どけ!!!」

「嫌でーす」

「窒息死する!!!」

「濃厚なキスで?」


ボッ!!と一瞬で赤くなる瑠雨に、俺の口の端は上へ上へと上がる。


「何、そんなに良かった?」

「~っバッカじゃねぇの! 変態!!!」


あぁん? 上等じゃねぇかコラ。


「なっに……!」


10センチの距離をさらに詰めると、瑠雨は少し顔を背ける。


「何じゃねぇよ。キス」

「もう無理だってば!!!」

「良かったって言うまで止めねぇかんな」

「無理! もう無理!!!」