「ぷっ……」
笑い声で我に返ると、瑠雨が俯いて肩を震わせていた。
「何笑ってんだよ」
「だって……さっきから黙ったと思ったら、表情コロコロ変わりすぎ……っ!」
「笑いすぎだっつーの!」
笑いを堪えきれてない瑠雨に突っ込むも、久々に見た笑顔に嬉しくなったのも事実で俺は瑠雨の笑いが止まるまで黙って見ていた。
「はー……ふっ……」
「どんだけ笑えば気が済むんだよ」
「ウケたんだから仕方ないじゃん!」
……何か、俺ら普通すぎねぇ?
3日前の俺の告白は何だったんだってくらい、……って俺もうすでに告ってたじゃねぇか。
さっき悩んだ時間の無駄っぷりがすげぇ。今日色々有りすぎて忘れてたよオイ……。
「つうか言っとくけど、お前のがウケたかんな? キョウみたいにゲラゲラ笑いやがって」
何気ない一言のつもりだった。
だけどそうではなかったことに、瑠雨が目を見開いたことで気が付いた。
……俺、バカですか。墓穴掘った系。
これ瑠雨も俺に告られたこと思い出しちゃった感じですよね、確実に。



