天然店員は俺様王子



……ねぇ麗桜。


やっぱりあたしには、どうしても麗桜が格好良く見える。誰よりも輝いて見える。



あたしがピンチの時に颯爽と現れて、王子様みたいだった。


それともヒーローみたいって言った方がいい?



似合わなすぎて笑っちゃうけど、やっぱり麗桜はあたしの王子様だよ。




「……っ麗桜」

「あ? 泣きやんでから喋れよ」

「助けてくれてありがとう」


涙ぐんだまま微笑むと、麗桜は目を見開いてからすぐに視線を逸らした。


「どーいたしまして」


照れてる……?


「……ぷっ」


思わず吹き出すと、麗桜は勢い良くあたしを見た。いや、睨んだ。


「何笑ってんだよ!!!」