天然店員は俺様王子



「この学校潰すか貴方のクビ飛ばすの、どっちがいいかしらねって言っただけよ」


平然と言う奈々にキョウは吹き出して、翔太と昴と透は震えていた。



「奈々……ホントに何者……?」


お嬢様なのは誰もが知ることだけど、聞かずにはいられない。


「やぁね瑠雨。ただの女子高生よ」


フフンと得意気に微笑む奈々は「あ、そう……」と言ったあたしから視線を逸らして、前方を見ながら付け足した。


「瑠雨が楽しくないなら、こんな学校なくなればいいのよ」


それはちょっと……大袈裟すぎると思うんですけど……。



「うへへ~っ! 奈々ってば瑠雨のこと好きで堪らないんだよーっ」


いや、好きとか言われると、照れるっていうかどう反応していいのか……。


「奈々言ってたもんね!? 瑠雨と昔の自分は似てるって!」

「お黙り透」

「奈々も中学生の時ね、一匹狼だったん……ッヒィイイ!!!ごめんなさい!!!」

「余計なことは言うなって言ったわよねぇ、透? その口は人の過去をペラペラ喋る為についてるの? 最悪ね。縫ってあげましょうか?」