「~~アンタっ! 何すんのよ!!!」
「何って何が」
シラッとして答えると、瑠雨の顔は見る見る赤くなっていく。
茹でダコみてぇ……。
「何でアンタは! いっつもいっつも勝手に……!!」
「キスするかって?」
ボッ!!と赤くなるタコに俺は笑みを零す。自然ではなくて、どっちかっつーと意地悪な笑み。
「したいから。瑠雨にキス」
「ばっ……かじゃないの! この変態!!!」
嫌がんなかったくせに。
なんて言ったらどうすんだろ、コイツ。
「もっかいする?」
「しねぇよバカか! 訴えてやる! セクハラで訴えてやる!!!」
「そういうのはOLになってから言いましょーねー」
「セクハラに歳関係ねぇだろ!!!」
……そりゃそうですよねー。



