天然店員は俺様王子




「あぁあああ王子ぃいいい!!! 今日も最高にカッコイイわぁ!」

「「――……」」


隼人と共に透たちのテーブルにパスタを運びに来ると、頬を染めるウッッザイオッサン、1名。


「「お待たせしました」」


そう笑顔を見せながら、昴にデジカメを向けたオッサンの足を踏みつけた。


「イッタァ! きゃあ!」


続いて隼人が膝カックン。見事なまでに崩れ落ちたオッサンを無視して、パスタをテーブルに並べる。


「何するのよぉーー!!!」

「うぜーんだよ店長!!! 何回も言ってんだろ!? 昴はこの店で働く気0なんだよ!!!」

「何でよー!!!」

「テメーが原因だこの変態!!!」


隼人の罵声に青ざめるオッサン。


え、まさか気付いてなかったわけ? かなりイタイ三十路だな。