「つぅか何の用だよ!!!」
半泣きのヘタレ隼人は俺の後ろに隠れながら尚もオッサンに怒鳴り散らす。
「何よーっ! 隼人も賄い食べてからホール入るんでしょ!? だから何食べるか聞きに来たんじゃないのっ」
「だったら覗いてねぇでさっさと聞きに来いよ変態!!」
「何よ隼人のバカ!!! 激辛ペペロンチーノにしてやるぅぅう!!!」
「辛いのだけはヤメロォォオ!!!」
「うっせぇんだよバカふたりが!!」
オッサンにヘタレ隼人を投げつけて、静かになったところで残ったクリームパスタを完食した。
自分に問い掛けたい。
何で俺、ここで働いてんだ……。



