Dark of Hearts

『何なんだよ…コレ』

ケンゴにとって有り得ない事ばかりで困惑していた。

そんなケンゴの元に、3人の鉄パイプを握り締めた男が、不敵な笑みを浮かべながら近寄って来た。

『ふ…ふふっ…光…消えろ』

3人の男たちはケンゴに襲い掛かって来た。

『うわぁぁぁー!!』

ケンゴは目を閉じ歯を食いしばった。

ボォォォーン!!

ケンゴは突然鳴り響いた音を聞き、恐る恐る目を開けた。

『…ア、アレ!?』

ケンゴが目を開けると、3人の男たちは倒れて気を失っていた。

『やれやれ…ねぇ、君大丈夫?』

ケンゴはその声のする方を見ると、一人の長い黒髪で女子高生の制服を着た女性が宙に浮いていた。

『と、と、と、飛んでる!?』

ケンゴは宙に浮く女性を見て腰を抜かした。

『ねぇ、街の人たちみんな変でしょ?』

女性は腰を抜かしたケンゴの周りをフワフワ飛んだ。

『宙に浮いてるあなたのが変だよ!!』

『あら、そう。なら下りるわ。よっと』

女性は地上に下り、ケンゴを起こした。

『あのー…一つ良いかな?』

ケンゴは恐る恐る女性の目を見た。

『何よ?』

『あなたは一体何者?』

『あたし?あたしはレイラ。神の使いよ』

『か、神の使い!?…神の使いが制服着てる訳ないよ。冗談キツイよ』

『ああ、これは体を借りてるからよ』

『はあ?体借りてるって…意味不明だよ』

『まあ、そんな事はどうでもいいわ。それより邪魔者が寄って来たわよ』

レイラのその言葉を聞き、ケンゴが後ろを振り向くと、金属バットを持った一人の男が、不敵な笑みを浮かべて近寄って来た。

『えー、また変なの来たよ』

ケンゴはもううんざりしていた。