戦国サイダー

「あのっ、バカッ……」



落ち着きを取り戻せるようで、まだ頭の中で鐘が鳴っている。



「言ってることと、やってることが違い過ぎでしょうがっ!!」



ああ、もう!



嫌なことを振り切るように顔を上げれば目の前は鏡。


その中には瞳を濡らした私がいた。