ちょっと、変わった男が書きたいと思っていました。

ありきたりな俺様は嫌、でも傍若無人な男を。


それで思いついたのが戦国武将。
続けて「人生最悪の拾いものは」というフレーズが出来ました。


そんな、単純な理由です。

大学、大学院(中退です)と歴史を専攻した私ですが、実は専門は江戸期。

戦国武将にはまっていたわけでもありません。


それでも、柚木崎 継虎は可愛い我が子です。



柚木崎 継虎、のちの結束(ゆうき) 継虎のモデルは“吉良 親貞”(きらちかさだ)という戦国武将です。

土佐の戦国武将、長宗我部 元親の弟にあたります。


作中のエピソード、例えば兄よりも弟が期待されていた、婚姻、死因、全て吉良 親貞そのままです。

あまり知られていない武将ですが(実際史料はあまりありませんでした)彼はとても勇敢で頼りになる男だった様子。

彼をモデルに、私は継虎という男を産み出しました。


尤も、土佐の武将ですが伊桜(思李の住む咲矢町)が四国ということではないです。

実際の吉良 親貞がどのような人物だったか、それはわかりません。



だから、柚木崎 継虎は私の可愛い子どもです。