結局、昆布と三つ葉、しらす、梅干しに冷たい日本茶、という美味しいんだかどうなんだかわからない組み合わせに落ち着いてしまった。
そのまま昨夜の残りの御飯と一緒に盛り付け、ちゃっちゃと適当な朝ご飯を作り終える。
氷を入れた日本茶と一緒に茶の間に運ぶと、さっきまで立っていた虎は、縁側に座っていた。
「朝ご飯、出来たよ」
その後ろ姿に声をかけつつ、テーブルにお盆を置く。
すると虎がちょっと驚いた顔で振り返ってきた。
「もう起きておったのか」
……ああ、朝虎の記憶ってないんだっけ。
意外そうな声を聞いて、顔を見ていたら、ちょっと浮上出来そう。
「三刻ぐらいしたら飯だって、言ってましたけど?」
そう言ってみると、驚いたような表情が引っ込んで、途端眉が寄った。
やっぱり、いつもの虎だ。
「大丈夫だったか」
そんな表情のまま言うもんだから、悪びれてるんだか心配してるんだか、わかりゃしない。
そのまま昨夜の残りの御飯と一緒に盛り付け、ちゃっちゃと適当な朝ご飯を作り終える。
氷を入れた日本茶と一緒に茶の間に運ぶと、さっきまで立っていた虎は、縁側に座っていた。
「朝ご飯、出来たよ」
その後ろ姿に声をかけつつ、テーブルにお盆を置く。
すると虎がちょっと驚いた顔で振り返ってきた。
「もう起きておったのか」
……ああ、朝虎の記憶ってないんだっけ。
意外そうな声を聞いて、顔を見ていたら、ちょっと浮上出来そう。
「三刻ぐらいしたら飯だって、言ってましたけど?」
そう言ってみると、驚いたような表情が引っ込んで、途端眉が寄った。
やっぱり、いつもの虎だ。
「大丈夫だったか」
そんな表情のまま言うもんだから、悪びれてるんだか心配してるんだか、わかりゃしない。



