「お前が望むなら、儂は構わんが」 「なっ……」 「今日明日は床から出れなくなるぞ」 「はいっ!?」 ちょ、ちょっと待って! アナタ本当にいつもの継虎さんかしら? そう見せかけて実はまだ朝虎さんだったりするのかしら? 思わずタオルケットを握り締め、身体を硬くすると、虎が鼻で……笑った。 「冗談だ」 「じょっ……」 「取り敢えず腹が減ったな。もう日も高い」 なんだろう…… この振り回されている感じは。