そういやアテネの持つアイギスの盾ってゴルゴンの首が埋まってるんだよね。


その視線で敵を石にしてくから、無敵の盾って。


虎さんそれ出来そうですよー……



「嘘ですごめんなさい」



どうして目だけで圧されるんだろう、私は。


もういいや、既にご機嫌斜めなんだから仕方がない。



「すみません、手、放して頂けないでしょうか」



起きた筈なのに未だがっしり私の右手にある手。


いい加減放してもらわないと起き上がるに上がれない。



「あ?」



あ? って何でしょう。


もうやだ、こんなことなら虎が起きるまで寝た振りしとけば良かった。



その視線から消えたい気持ちは山々なのに、何故か首は動きそうにもない。


というか目を逸らしたらそれはそれで怖そうだし。