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「……お兄ちゃん、気持ち悪い」
今日のお土産はケーキだったので、晩御飯は予定通り冷やし中華になった。
久しぶりに三人で食卓を囲んでいる、のだが。
「ほんっと可愛げがないね。兄に向って気持ち悪いだなんて」
終始にやにやされてたら、美味しいものも、美味しく感じられない。
「じゃあそのにやけ顔引っ込めて」
「ん? 別ににやけてないけど?」
よく言う、誰がどう見たって、愉快そうな笑みを浮かべている。
尤も、虎に同意を求めようとしたって、本人は我関せずで食事を進めているわけで。
寧ろ自分で収穫したトマトときゅうりにご満悦のご様子。
そんな虎と私を交互に見て、兄は一層笑うのだから、性質が悪い。
「……お兄ちゃん、気持ち悪い」
今日のお土産はケーキだったので、晩御飯は予定通り冷やし中華になった。
久しぶりに三人で食卓を囲んでいる、のだが。
「ほんっと可愛げがないね。兄に向って気持ち悪いだなんて」
終始にやにやされてたら、美味しいものも、美味しく感じられない。
「じゃあそのにやけ顔引っ込めて」
「ん? 別ににやけてないけど?」
よく言う、誰がどう見たって、愉快そうな笑みを浮かべている。
尤も、虎に同意を求めようとしたって、本人は我関せずで食事を進めているわけで。
寧ろ自分で収穫したトマトときゅうりにご満悦のご様子。
そんな虎と私を交互に見て、兄は一層笑うのだから、性質が悪い。



