戦国サイダー

こんな中昼寝出来るってどういう神経してるんだろう。


熱中症とかになって家の人困らせてそう、あいつなら……



そうか、家の人。



考えてみたらあいつが結婚してるかどうかも知らないじゃない。


兄もそこは聞いてなかったと思うし。



戦国時代で二十歳……ってもう結婚してそうな歳だよね。


それに、あの時代なら側室とかもたくさんいそう。


お兄さんは教科書にも載るし、みんな名前知ってるぐらいの戦国武将だし。


なら弟だってそれなりに恵まれてるよね、きっと。



「なーんだ、そっかぁ……」



空を見上げたまま呟くと、蝉の鳴き声が一斉に耳に届いて来た。



だったら納得がいく、昨日の行動も、それに反したかのようなさっきの言葉も。