純愛バトラー

「御剣さん、草薙先輩と叢雲君って、もしかして仲悪い?」

「案ずるな。あれだけテンポよく言葉の応酬ができるのは、仲の良い証拠だ」

「そういうモンなのかしら……」

 もっともらしい顔で言う絵理に、女生徒たちは眉間にしわを寄せて首をかしげた。

「……準備も……できましたから……そろそろ……準備中の……札を……外した方が……」

 マコの言葉に、女生徒達は一斉に頷いた。

「セイラちゃん! ジニーちゃん! 開店するわよ!」

 いきなり源氏名がついた。

「かき入れ時だ。気合を入れていくがよい」

 かくして。

 男の意地をかけたメイドバトルの火蓋が切って落とされたのだった。