純愛バトラー

「そうだな。素で女みたいな男には敵わないかも知れんが、何とかやってみるさ」

 青司に向かって、笑いながらそう言ってやった。

「そうですね。うまく化けていますが、まだオカマくささが残っていますから。中途半端な女装は余計に恥ずかしいですし、立ち居振る舞いも気を配った方がいいかもしれませんね」

 さっきまで不機嫌そうな顔だったのが一転して笑顔になった。
 その代わり口から吐くのが毒針になっている。

「ご忠告ありがとう♪ セ・イ・ラちゃん」

「いえいえ、どうしたしまして♪」

「んふふふふふふ」

「あはははははは」

 バチバチと火花を散らしながら笑い合うオレと青司を、女生徒達が遠巻きに見ていた。