「うん。凪と……祠稀に……彗……これから、よろしく」 「……有須、リスみたい」 「おいぃぃいい! 彗お前……はぁ……」 「何でリスなのよここで! はぁ……もういいや、買い物行こう」 俺なんか変なこと言った? 「……ぷっ」 立ち上がった凪と、マグカップを持った祠稀が「お」と口を開く。 「ふふっ! みんな、おもしろい人だね」 かわいい笑顔を浮かべる有須に、俺たち3人もそれぞれ笑う。嬉しそうに、幸せそうに、楽しそうに。 これから始まる4人の同居生活も、笑顔で溢れる予感がした。 .