僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「え、そ……そう?」

「うん。今日は、朝からご機嫌だったよね」


バレてたのかと恥ずかしくなって、熱くなる頬を両手で包む。


「いやなんか、幸せだなぁって」

「うん。あたしも」


そう言った有須の笑顔が本当に幸せそうで、泣き顔はもう見たくないなとふと思ったと同時に、ずっと4人でいたい。そう、思った。


「……着替えよっか」

「うん! 楽しみだねっ」



静寂を取り戻したリビングの代わりに、4人の部屋には何が溢れているだろう。


楽しい、嬉しい、幸せ、そんな気持ちが溢れているのかな。



同じ気持ちだといい。



ずっと、いつまでも、4人で……。


そう思ってくれてたらいい。




それはわがままな、あたしの願い。