あたし今絶対、キュン…って顔してる。
必要最低限のものしか置いてない部屋。カーテンの隙間からこぼれる光を拒むように、ベッドの上で丸まる彗。
枕を抱き締めてるあたりがもう、かわいくて堪らない。
……ってあたしは変態か。
ワクワクしながら彗に近付いて、ベッドの横にしゃがみ込む。
抱き締めている枕から僅かにしか見えない寝顔は、やっぱり昔と変わらない。
「……」
ヘラ〜っとにやけて、ハッとする。
癒やされてる場合じゃないよあたし!
「彗っ! 朝だよ」
声をかけると、彗はもぞもぞ動いて完全に顔を枕に埋める。
か…かわいい…!けどダメ!



