「眠い?」
皿を洗ってからソファーに腰掛けると、欠伸をした俺に有須が問いかけてくる。
「食べた後だから」
自分でも分かるくらい、眠そうな顔をしてると思う。
「少し眠ったら?」
カーペットに座る有須は、マグカップを両手で持ちながら微笑む。
「……有須は?」
「うーん……あたしはまだ起きてようかな」
「じゃあ……ちょっと寝る」
「え! ここで!? 部屋で寝なよっ、風邪引いてるんだから!」
ソファーに寝転がった俺に、有須は音を立ててマグカップを置く。
「……? …え? な、何っ!?」
不満げに眉を寄せた俺に有須はさらに焦ったみたいで、挙動不審。



