「やっぱりそうなんだ! 凪って、なんでもできるもんね」 うん。勉強以外だったらね。 「……もうすぐテストだね」 「あはっ。そういえば凪、勉強嫌いだったね」 あからさまに不安の色を出す俺から何かを察したのか、有須はくすくす笑う。 「……俺、有須が作るご飯好きだよ」 凪が作るご飯もおいしいけど、若干しょっぱい。 「……ありがとう」 「うん」 お世辞じゃないのが伝わったのか、有須は少しはにかみながら頬をほころばせた。