「……いっぱい頑張ったから……もう幸せになっていいって、そう言ってくれて嬉しかった。
俺の傷は、生きたいっていう叫びだって……一緒に生きようねって……有須に言われたこと、忘れてないよ。
俺は有須に生きる強さを教えてもらったから、俺は有須に幸せを教えたい。
……何が好きなのか、何がしたいのか、思った通りに言っていいんだよ。周りに合わせなくていいから。
怖いかもしれないけど、なんでもいいから、言って。伝わらないかもしれない、そしたらもう一度言って。何回でも、聞くから。
……卑劣な人間にまた会うかもしれないけど、傷つくこともあるかもしれないけど、負けないで。
頑張らなくていい。我慢しなくていい。ただ少し、踏ん張って。前を見たまま、立ち止まって。
そしたら、頼ってくれたらいいなと思う。……俺、頼りないけど、聞くぐらいしかできないけど。ちょっと休憩したら、また進めばいいよ。
そばに、いるから。
……有須が今まで進んで来た道は、何も間違ってないよ。有須が選んだ道は、何も間違ってなんかない。
……俺ね、有須に会えて、嬉しい」



