僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



こんな体で、どうやって幸せになれると言うの。


友達にだって見せたくない。
好きな人にはなおさら見られたくない。


だって、汚いんだもん。


見られたら、またひとりになるんじゃないかって、恐怖ばかりが芽生えて。


かわいい格好だってしたいし、海にだって行きたいし、恋人ができたらそれなりに経験だってしたいのに。


できないんだ、って。
隠さなくちゃ、って。


痩せたのに無理なんだ、って。


悲しくて、苦しくて。そう思うと、あたしはやっぱりひとりで生きてく運命なのかなって、闇の無限ループだった。



だけど。


「……ねぇ、有須」


目の前にいる人は気味悪がるわけでもなく、見て見ぬふりをするわけでもなく。


「……俺、有須に言われたこと、嬉しかったよ」


微笑んでくれた。


あたしを。
有須を、否定しないでくれたんだ。