僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



「つか凪、3人募集してたじゃん! そんで、いとこの彗が応募してきたんだろ!」

「あはは! そうだ!」

「……6年ぶりの再会」

「それも凄くね!?」


凄いよほんと。どれだけの偶然が重なったんだろう。


「これで同じクラスだったらやべーな」

「いやー、さすがにそれはないんじゃない?」

「……もうひとりは?」


すっかりテレビから目を離し、3人でテーブルを囲んで会話を始める。


「もうひとりって女だろ?」

「そうそう。祠稀と同じように下見しなくてもいいよーって話はしたんだけど、1回下見させてくださいって言われてさー……」


テーブルに肘をつきながら、凪はにやにやと口の端を上げて言葉を濁す。


「あんだよ」

「いやー、やっぱ決定しちゃってよかったなーって」

「……決定?」


下見したいって言われたんでしょ?