僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



痩せてく自分に幸せを感じていた裏側で、両親は不安を募らせていた。


食べてるのに、痩せてく。そんなあたしはどう見たって不健康で、異常だった。


そんなことに気付かない中3になったあたしは、変わった自分ならもういじめられないと思っていた。


だけど耳に入ってきたのは、変わらない、残酷な言葉。


『はっ!? 全身整形したの!?』

『いや、なくね? キモイわーっ』

『え、じゃあダイエットとか?』

『ぶはっ! 何それ超必死じゃん』

『変わるかよ、バーッカ!』

『つか、ガリガリ過ぎてキショッ』

『そのまま栄養失調で死ねばぁ?』

『それサイコー! 早く死ね!』



変われてない、何も。


変われてないんだ、あたしは。


もっと痩せなきゃ。

もっと綺麗にならなきゃ。


もっと……もっと……!




そうでなくちゃ、あたしに幸せは未来はこない。