痩せてく自分に幸せを感じていた裏側で、両親は不安を募らせていた。
食べてるのに、痩せてく。そんなあたしはどう見たって不健康で、異常だった。
そんなことに気付かない中3になったあたしは、変わった自分ならもういじめられないと思っていた。
だけど耳に入ってきたのは、変わらない、残酷な言葉。
『はっ!? 全身整形したの!?』
『いや、なくね? キモイわーっ』
『え、じゃあダイエットとか?』
『ぶはっ! 何それ超必死じゃん』
『変わるかよ、バーッカ!』
『つか、ガリガリ過ぎてキショッ』
『そのまま栄養失調で死ねばぁ?』
『それサイコー! 早く死ね!』
変われてない、何も。
変われてないんだ、あたしは。
もっと痩せなきゃ。
もっと綺麗にならなきゃ。
もっと……もっと……!
そうでなくちゃ、あたしに幸せは未来はこない。



