……あたしはまだ、何も変われていなかったのかな?
それとも、外見は変わっても、あたしの運命は変わらないだけなのかな……?
あたしはひとりで生きなければならない、運命なのかな……。
「……彗……」
自然と口から出た名前にさほど驚かなかったのは、もうあの時に、薄々気付いてしまったから。
『まずは……彗くん、かな?』
やめて……嫌だ……。
凪も、祠稀も、傷付けてほしくない。
……彗を、傷付けないで。
優しさに溢れる彼を。
あの愛しい笑顔を、奪わないで。
「……っ……うっ…」
愛しい彼を、守りたい。
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