きっと先輩たちは志帆先輩に便乗しただけ。
あたしのことを気に食わないとか、目障りだと話していたとしても……言ってしまえば最初は、その程度のものだったんだ。
だから志帆先輩に叩かれるあたしを見て、少し顔を歪めたんでしょう?
志帆先輩がここまでやるとは、思ってなかったんでしょう?
……怖い、なぁ……。
それはいつ、楽しくなるの?
いつ、あたしを、自分より下等なものだと認識するの?
志帆先輩の悪意がいつ、先輩たちにも伝染して、浸透していくんだろう。
「アンタ、自分はモテるとか勘違いしてんじゃないでしょうね。勘違いすんなって! たいしてかわいくないからさぁ」
くすくす笑う志帆先輩の声が、いやに部室に響いた。
「……あたしに何を、望んでるんですか?」
何バカなことを聞いてるんだろうと分かってはいるけど、どうしても答えから解決策を見出そうとしてしまう。



