僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ



笑えてくる。始まりにどんな理由があっても、最終的にはひとつの結果にまとまるんだ。


気に食わない。嫌い。ムカつく。中学の時と理由は違うのに、変なの。今さらいじめの真髄を理解した気がする。


あたしはやっぱり虚しいほど、人に嫌われやすいんだね。


「つーかさぁ、祠稀くんと彗くんまで侍らかして、恥ずかしくないの?」

「志帆ぉ。それ論点ズレてるって」

「うるさいな! アンタだって気に入らないって言ってたじゃん!」


何もせずに見ていただけの先輩たちに振り返り、志帆先輩は捲し立てた。


「毎日これ見よがしに祠稀くん待たせて超目障り!って言ってたのはアンタらでしょ!?」


先輩たちは目配せし合って「そうだけどー」と言うだけ。


あたしは無駄に納得していた。


そっか。彗と祠稀も人気だから……常に一緒にいるあたしを気に食わなくて、当たり前か。