僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅰ


―――――…


「なあ、どう思う?」


学力テストの結果が出てから数日経ったある日の休み時間。


椅子の上で体育座りをしながら携帯を弄っていたあたしの頭上から、祠稀の声。


「どうって何が?」


顔を上げると、あたしの机の上に祠稀が腰掛けていて、その視線の先には有須と彗がいた。


「有須、なぁーんかこの前から変じゃねぇ?」


この前って、大雅先輩とデートした時からってことだよね?


「彗に対してでしょ?」

「あれは、ラブか?」

「ラブだったらどーすんの?」

「いじり倒す」

「最悪なんですけど」


苦笑いすると、祠稀は悪戯っ子みたいに笑った。